VITA BOOK

人生を旅するブログ

外国で生活し、思うこと。

写真 セントメアリー大聖堂
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住み慣れた母国を飛び出して、慣れない異国の地で生活する。
この言葉に、憧れを抱く人も少なくはないでしょう。

海外で生活することになった人には、それぞれ理由があると思います。
会社の命によって、仕方なくきた人。旅をしていたら、その国のことが気に入って、そのまま住むことになった人。そして、何かを変えたくて、自分のやりたいことを実現するためのプロセスのひとつとしてきた人。本当に人それぞれです。

その中で、やはり一番多いのは、現状を変えるための手段のひとつとして、見知らぬ土地に身を置くということを選んだ人だと感じます。

自分は今、賛否両論ある「ワーキングホリデー」という制度を使って、オーストラリアで生活しており、そのような状況だからこそ、周りには「自分を変える」という意思を持って生きている人と多く出会うのだとは思います。

ただ、やっぱりこれも当然のことなのですが、そんなに簡単に自分なんて変わりません。海外に来たくらいで変わるような自分なら、近所に新しくできたおしゃれな居酒屋やカフェに行ったって変われるでしょう。

そこで大切なのは、何をやるために海外に来たのかということです。

その目的は、千差万別であり、他人からしたら大きなことだったり、はたまたごく些細で小さなものであるのかもしれません。
でもそれが、他の人からとやかく言われたとしても、しっかりとした意思、目標を伴っているものであれば、胸を張っていいと思います。

自分の夢は、自分が経験したことを少しでも他の人の人生の手助けになる形で伝えたいということであり、その方法として、英語の教師になることが目標です。

なぜ教師なのかというのは、両親が共にその職業についており、最も身近にあった仕事であるというのも理由の一つですが、メディアなどの伝達手段よりも、より直接的に物事を教えることができ、なおかつその対象も、社会に出る前の最も吸収率が高く、可能性に満ちた子供達だからです。

そして英語という科目は、学校で学ぶ教科のうち、最もその人の可能性を広げてくれるものだと思っているからです。
英語に限ったことではありませんが、他の国の言語を学ぶことで、自分が生きることができる世界が一気に広がります。

例えば、日本で飲食の仕事を選び、自分のお店を持つことは大変競争率が高く、なかなか厳しい世界だとは思いますが、オーストラリアという国ではまだまだ飲食産業は発達しきっているとは言い切れないところなので、日本では普通とされているようなレベルの食事を提供できれば、日本でやるよりはだいぶ成功する確率は高くなると思います(そこには確かに運や相当の努力も必要ですが)。
自分の経験してきたレベルでは、まだまだ説得力のある例えは提供できないかもしれませんが、それでも世界の共通言語とも言われる英語を学べば、その人の生きる選択肢は大幅に広がるでしょう。

自分は、まだ27年間しか生きてはいませんが、学生生活や就職活動、そして社会に出てからの数年間、それでも様々な人に出会い、そして、本当にこれでいいのかと葛藤する人、何かを変えたいけどどうしたらいいのかわからず何となく目の前の仕事を続けるしかなく苦悩する人、そもそもやりたいことがなく将来に希望の持ちようがない学生たち。

僕は、その人たちに可能性を提示したい。だからこそ、異国の地に赴き、様々な人と出会うことによって、人生の多様性を学びに来ているのです。

生き方というものは、なかなかぴったりとした答えというものがないものではありますが、それでも、何かを選択するときの手助けとなるようなものは、見つけることができると思います。

だから僕は、このブログを通して、誰かが決断しなくてはいけない時に必要な判断材料を示して、海外で生きるという選択肢も含め、可能性を広げていけたらなと思っています。

外国で生活するという道が見えることによって、より日本にいることが良いと感じられる人もいるでしょう。海外に出たからといって、それがすごいことであるなんてことは一切ありません。

ただ、自分も含め、みなさんが、可能性を感じられる生き方が見つけられたと思っています。

長くなったので、ここら辺で終わりにします。

それではみなさま、良い1日を。